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CSCシリーズ1合同会社のB-2号からG-3号を格下げ
A-2号とA-3号は据え置き

掲載日:    Nov 06, 2009 16:00 JST
宮田宙幸、東京 電話03-4550-8660
橋本祐志、東京 電話03-4550-8275
CSCシリーズ1合同会社
(当初発行総額362億円、2006年12月28日初回発行、2012年11月法定最終償還)
裏付け資産の種類:商業用不動産
格下げ、「クレジット・ウォッチ」解除
新: 旧:  
AA- AA B-2号(当初発行額17億円)
AA- AA B-3号(当初発行額15億円)
BBB A C-2号(当初発行額32億円)
B+ BBB D-2号(当初発行額32億円)
B- BBB- E-2号(当初発行額9億円)
B- BBB- E-3号(当初発行額6億円)
B- BB F-3号(当初発行額19億円)
CCC B G-3号(当初発行額12億円)
据え置き、「クレジット・ウォッチ」解除
AAA A-2号(当初発行額181億円)
AAA A-3号(当初発行額39億円)
据え置き
AAA X号(当初想定元本362億円)
*2007年3月14日、20日に追加発行
  • クレディ・スイス証券が組成した、マルチボロワー型CMBS(商業用不動産担保証券)案件。
  • 本案件を裏付ける期限の利益が喪失した全9本(実質4本)のローンに関して、裏付け不動産からの回収見込みを下方修正した。
  • B-2号からG-3号は格付けを引き下げ、A-2号とA-3号の格付けは据え置き、それぞれ格下げ方向での「クレジット・ウォッチ」を解除した。X号の格付けは据え置いた。

(2009年11月6日、東京=S&P)スタンダード&プアーズは本日、CSCシリーズ1合同会社が発行した総額362億円の社債のうち、B-2号からG-3号について上記のとおり格付けを引き下げ、A-2号とA-3号の格付けは据え置き、それぞれ引き下げ方向での「クレジット・ウォッチ」を解除した。これら社債は2009年3月26日以降、格下げ方向で「クレジット・ウォッチ」に指定されていた。X号社債の格付けは従来「クレジット・ウォッチ」の対象外であり、今回も据え置いた。

本案件を裏付けている9本(実質4本)のローン(当初発行総額の約87.0%に相当)は2009年11月初めの時点ですべて期限の利益を喪失していることから、サービシング契約に定められた一定のルールに基づいて回収手続きが進められており、裏付け不動産からの回収見込みに関して不確実性が増している。スタンダード&プアーズは、これらローンを裏付けている不動産64件の所在地、物件タイプ、スペックなどを勘案した上で、当該不動産からの回収見込みを下方修正し、B-2号-G-3号の格付けを引き下げた。

A-2号とA-3号については、1)案件当初よりすでに2本のローン(当初発行総額の約12.8%に相当)が弁済され、上位トランシェの残存元本が減少していること、2)優先劣後構造により下位トランシェが上位トランシェに提供する信用補完--を勘案して、現時点では格付けを据え置いた。スタンダード&プアーズは、期限の利益を喪失したローンを裏付けている64件の不動産の価値を、当初の74%程度と想定した。

スタンダード&プアーズは今後も、回収プロセスの進捗状況、裏付け不動産のパフォーマンス状況、回収見込みなどを注視していく。

X号社債については、現時点では格付けを据え置いた。ただし、スタンダード&プアーズは現在、インタレスト・オンリー(IO)証券の格付け手法の変更を検討しており(2009年6月3日発行のリポート「格付け規準|意見募集:IO証券の格付け手法」を参照)、変更案が採用された場合、当該社債の格付けにも影響を及ぼす可能性がある。

本件はマルチボロワー型CMBS案件であり、不動産と不動産信託受益権(当初合計72件、現在合計64件)を裏付けとして供与されたローン〈当初11本(実質6本)・6債務者、現在9本(実質4本)・4債務者〉に裏付けられている。クレディ・スイス証券によって組成された案件で、オリックス債権回収がサービサーを務めている。

本案件に関する格付けアクションの経緯については、3月26日発行のプレス・リリース「CSCシリーズ1合同会社のA-2からG-3号を『クレジット・ウォッチ』に」、6月23日発行のプレス・リリース「CSCシリーズ1合同会社の『クレジット・ウォッチ』を継続」、9月18日発行のプレス・リリース「CSCシリーズ1合同会社の『クレジット・ウォッチ』を継続」を参照願いたい。

<関連リポート>

「CMBSローンの分析手法」 (2006年11月8日発行)

「CMBS不動産評価の評価手法」 (2006年11月8日発行)

*過去に発表したリポートは、S&Pの日本語情報サービス商品(年間契約制)に掲載されています。格付けリポートは日本語ウェブサイトにも掲載されています。情報商品の詳細、または個別リポートのご購入については、営業・クライアントサービス(電話03-4550-8711、clientservices_japan@standardandpoors.com)まで。

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