海外お客様導入事例サマリー:ドイツ抵当銀行協会(ドイツ) --金融機関、ソブリン、地方自治体セクター向けの信用評価ツール(テンプレート)の提供および内部格付制度の高度化を支援
掲載日: Apr 23, 2008 16:05 JST
コンタクト:Stuart Shipperlee、ロンドン、電話44-20-7176-3903 荷月秀明、東京、電話03-4550-8448
お客様ニーズ:統計的モデルの適用が難しいセクターに対する内部格付制度の高度化
同協会傘下の抵当銀行が与信先、とりわけ金融機関、ソブリン、地方自治体に対する信用評価を行えるよう、同協会にとって内部格付制度の高度化が課題となっていた
これらのセクターではデフォルト実績が乏しく、統計的モデルの構築が難しいことから、それに替わる有効な信用評価手法が求められていた
S&P リスクソリューションの提供サービス
統計的モデルに替わる手法として、S&Pの格付け方法論に基づいた「エキスパート・ジャッジメント」アプローチによりS&P格付けを推計する信用評価ツール(テンプレート)を提供
さらに後続フェーズにおいて、グループサポート、政府サポート、相互サポートといった主要なオーナーからの潜在的なサポートの評価手法(サブテンプレート)を提供
リスク・アセスメント・テンプレートについての詳細はこちら を参照ください。
サービス提供のアプローチとその効果
統計的モデルの適用が難しいセクターへの現実的かつ有効なソリューション
⇒デフォルト実績の乏しさから統計的モデルの適用が難しいセクターにおける信用評価手法、およびデフォルト率推計手法として数少ない現実的で有効なソリューション
⇒テンプレートのアウトプットであるS&Pの格付け推計値を利用することで、内部データが不足するセクターに対してもデフォルト率推計を可能にする
透明性の高い格付プロセスの提供
⇒テンプレートの利用により、一貫性があり効率的な方法で各カウンターパーティの評価を行うことが可能で、格付けの過程も文書化され記録として残すことが可能
バーゼルⅡにおける所要自己資本の算定に利用
⇒テンプレートの導入により、金融機関、ソブリン、地方自治体の信用評価が可能になり、新しい自己資本ルールであるバーゼルⅡの枠組みにおいて、これらのセクターに対する所要自己資本の算定が可能となった
⇒各加盟行にとって主要なビジネスの柱である公共セクターに対する適正なリスク評価、および適正なリターンの追及が可能となった
テンプレートのインプットデータを傘下機関が提供
⇒同協会の傘下機関(Hyp Rating)が地方自治体用テンプレートのインプットデータ(13,000の準ソブリンに関するデータ)を各加盟行に提供することで格付け業務の効率化をサポート
ドイツ抵当銀行協会(Verband deutscher Pfandbriefbanken, vdp)について
同協会はドイツ国内における主要な銀行業界団体の一つとして、ドイツ国内および欧州連合(EU)の意思決定機関などに対して、様々な政策において加盟行の利益を代表する役割を担っている。また、加盟行である抵当銀行は住宅ローンおよび商用不動産ローン、ならびに公共サービスや公共事業のための重要な資金提供者となっている。
Hyp Rating について
Hyp Rating (Hyp Real Estate Rating Services)は、ドイツ抵当銀行協会の傘下機関であり、PD推計用テンプレートや各種関連データのほか、LGD格付けモデルの開発・販売も行っている。これらのツールの利用によって、バーゼルⅡにおける先進的手法の適用も可能なものとなっている。
英文プレスリリースの本文はこちら を参照ください。(原文リリース日:2006年5月)